2013年12月12日木曜日

ジム・ホール追悼



ジム・ホールが亡くなった。いいプレイヤーだったよね。ファンも多く、それぞれフェイバリットのアルバムがあるだろう。

おいらが好きなのはヴァーヴの「インターモデュレーション」。ビル・エバンスとのデュオ作品です。

 Intermodulation

エバンスとのデュオというと、「アンダーカレント」が有名。名盤扱いされている。でもおいらは、どうもあのアルバムは好きになれない。暗い曲ばかりで、名演以前になんだか楽しくない。あと、緊張感がありすぎる気がする。

それに比べて「インターモデュレーション」はすごくリラックスしているように聴こえる。冒頭の「I’ve got you under my skin」は、エバンスがたまにやるテーマなしの演奏。ホールのソロが快調に流れたあとエバンスのソロに移ったとき、珍しくもないんだけどギターによるバッキングが始まるあたりとか、すごくかっこいい。
それからエバンスのオリジナル曲「turn out the stars」もいいね。この曲はエバンスのオリジナル曲の中でもかなり好きな曲だ。おいらも何度かライブで演奏している。

その他、ジョビンのものとは違う「jazz samba」とか、わりとレアな選曲。

アンダーカレントとは趣が違うので、アンダーカレントを好きな人も嫌いな人も、一度聴いてみてください。



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