2013年12月17日火曜日

TAB譜とタバコ その2

前回からの続き。



確かにTAB譜があれば、初心者にとってとっつきやすいと思うよ。楽器屋や音楽教室にとってはメリットあるのかもね。でもいつまでたってもTAB譜しか教えない音楽教室があったらそんなところ廃業すべきだけど。

確かにTAB譜は簡単。だけど、前回も言ったように、楽譜だって簡単なんだ。そんなに差はないよ。取り組む前から難しいと思い込んでいるだけ。だったら最初からTAB譜なんか見ないほうがいい。汎用性がまったく違うでしょ。

トゥーツ・シールマンスはギターとハーモニカ(と口笛)を演奏するけど、もし彼がTAB譜しか知らなかったら、いま最も評価されているハーモニカ奏者としての地位はなかっただろうね。

あるミュージシャンが「メインのほかにも楽器をたしなんだほうが、メイン楽器の腕前が上がる」といっていた。アマチュアには2つめに取り組むほど時間がないこともあるけど、それはそれで一理あるとおいらは思う。

新しい楽器ってのは、ギタリストにとってのエレベ、ウクレレ、テナーギター、という意味ではないのは自明。だったら、TAB譜ばかり見ていても新しい楽器にはチャレンジできないでしょ。

ところで、タバコは百害あって一利なしといわれます。タバコを吸うと集中力があがるとかパワーがでるとか落ち着くとかいう反論もある。だけど、実はそういう 「集中力の低下」「落ち着かない状態」「イライラ」というのは、ニコチン切れが原因なんだそうだ。
つまり、タバコを吸っていなければそもそも集中力も落ちず、イライラもしなかったということ。タバコを吸うことで確かに現在の状態より上昇するかもしれないけど、絶対値的にいえばマイナスからようやくゼロに戻るだけの話。わざわざ喫煙でレベルを下げて、金を払ってタバコを吸って、やっとゼロ状態に戻すってバカらしくない?だから百害あって一利なしなのです。

TAB譜も、一見便利そうに見えるけど、わざわざ自らのレベルを下げてしまうということで共通点があり、百害あって一利なし。そうなのだと思う。そうなんじゃないかな。ま、ちょっとは覚悟しておけ。   byさだまさし。


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