2013年12月10日火曜日

楽譜が読めなくていいわけない! 2



ロック系のアマチュアの人たちは、CDの音源を全員に配布して、各自が「耳コピ」(うーん、大嫌いな言葉だなあ)を事前にしてくるという方法も採られるそうだ。

耳を鍛えるにはいいかもしれないけど、そのレベルに応じてバンドのデキも変わってしまうんじゃないかな。だいいち、テンション多いコードをちゃんと聴き取れるの?ロックにはそういうことはあまりないと思うけど。

ついでにいうと、音源を聴くことで無意識にもその録音のコピーをしようとして、自分のオリジナルな部分が失われるということもある。おいらのバンドでは、参考音源はほとんど聴かせないし、楽譜集から自分も含めて誰一人知らない曲(おいおい)を選んで演奏するときもある。

でも、楽譜が読めることによる弊害も、確かにあるね。楽譜を読むようになってしまうということ。

はは、言ってる意味わかんないよね。つまり、覚えるべき曲を覚えなくなる、ということだね。

例えばさ、スタンダードの有名どころは楽譜なんか見なくてできるようになるべきでしょ。飲み屋の演奏していてたまーに物好きなお客から「枯葉お願い」なんか言われたりしたけど、そこで枯葉の楽譜を開いたりしたらかっこわるいわけだよね。「それくらい覚えておけよ!」と。

練習やリハのためには楽譜を読めたほうがいいけど、本番ではそれに頼りすぎるな、ということだね。メモリー(覚えていること)がどれだけ多いか、それは演奏の仕事をするにあたって大切なこと。おいら、最初は覚えよう覚えようとだいぶ努力したけど、慣れてくるとだんだん自然に覚えていくから不思議だ。

すご~くえらそうなことを言ったわけなんですが、おいら自身、初見は苦手です。




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