2013年12月15日日曜日

うーん、迷惑 その2



おいらの予想は裏切られた。というか、おいらの懸念とは別のトラブルになってしまった。

Cさんは楽器をケースから出すと、ぼそりと「マイ・ファニー・バレンタイン」といって、テンポを出した。そのテンポがおそろしく遅い!50くらいなのかな。

Cさんは吹き始めた。そこはベテラン、それなりの演奏をする・・・かと思ったがやっぱり酔ってるからね~もうリズムに乗れていないんだな、これが。

本人はその不完全燃焼のせいか普段からそうするのかわからないけど、なんとテンポ50くらいのマイファニーで、延々と1人で7コーラスくらい吹いたのだ!バラードの7コーラスはポール・ゴンザルベスの27コーラスソロにも匹敵するぞ。

わかります?バラードってムーディとかいっても結局すぐ実は飽きるでしょ。おいらなんかトレーンの「バラード」、いつ聴いてもあきちゃってだれちゃって、どこが名盤なのかなって思うもん。あれは断片的に聴いてこそいいアルバムなわけだ。

それをさあ、フラフラになってひとりで延々7コーラスだよ?まったくつまらない。客の「おいやめろ」という無言の言がよく聴こえたわ。おおテレパシー。

おいらはバッキングで演奏せざるを得ないから、おいらまでこの一味だと思われるみたいで、ホントまいった。

基本的に根本的に原則的に抜本的に、酔って演奏する、バラードで1コーラス以上演奏する、人のステージに飛び入りするというのは絶対に歓迎されないものです。初心者にも五分の魂、初心者のステージにセミプロが飛び入りして喜ばれるかというとそんなことはない。むしろ初心者は「あんたと比較されると俺のへたさが際立つからやめてくれ」と思っているはずだよ。





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