2017年2月28日火曜日

Pais Tropical

パイストロピカル+1


セルジオ・メンデスの1971年の傑作。名義は「77」になっている。セルメンというとマシュ・ケ・ナダとか「66」時代の方が有名だが、おいらはこのアルバムが一番好き。

もともとセルメンはジャズサンバのミュージシャンで、あの歴史的カーネギーホールコンサートでもジャズサンバのバンドとして出演したはずだけど、売れるポップスを選んだ。それをどう評価するはは人それぞれだろう。おいらは素晴らしいポップスを作ることになったという点で、大いに高く評価したい。

さてこのアルバム、1曲目のタイトル曲にトム・スコットが参加していることと「ザンジバル」においてセルメンのピアノソロが聴けること、あと数曲デイブ・グルーシンがアレンジしていること以外はジャズ要素ありませんw でも、3曲目はミルトン・ナシメントの最初期の曲でトラヴェシアを知っている人なら当然知っている曲だし、ブラジル音楽ファンには知らない人はいないアーザ・ブランカとかも入っていて、まあとりあえず聴いてみてほしい。

ちなみにCDでは日本語バージョンのボーナストラックも入っているけど、このCDもしかして現在入手困難なの?





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2017年2月27日月曜日

ジャズマンガ「Blue Giant Supreme」第12話

今回は、セリフなしですか。古くは鳥山明が得意としていた手法で、新妻エイジも同様の手法で・・・とまったく関係ない話はおいといて、と。

個人的には、セリフがない話はストーリーが進まないからいやなんだよな~岳にはしてほしくない。とはいえ、いよいよハンブルク。ハンブル「グ」でなくハンブル「ク」らしいね。Gで表記するけど。トキョとかトキオでなくトーキョーみたいなもんだ。いや、違うか。

おいおい、話が話だから、ジャズの話が全然できないわ、今回は。ただやはり言えるのは、サックスソロってのはフリーなんだろうな、ということか。ハンブルクでは、あのベース女が最初からドラマーとかと一緒にいて、いきなりトリオで始まると思う。だって、デュオで始まって今度はドラマーだなんて、仲間探しの少年マンガじゃないんだからさ。





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2017年2月26日日曜日

TOMMY FLANAGAN “JAZZ POET”



 
TOMMY FLANAGAN “JAZZ POET”

さすがベテランのトミー・フラナガン。うまいジャズ・ピアニストとはこういうのをいうのだとおもう。技術だけではないリラックスした演奏。じつは簡単ではないことをサラッと聴かせるのがさすがだ。
冒頭のレインチェックは密かに駄曲の烙印を押していたのだが(特徴的なメロディではあるが)、このアルバムではすごくかっこよく仕上げている。アルバム全体が疲れたときに心に染み入ってくるかのような演奏ばかりだ。スタンダード”GLAD TO BE UNHAPPY”は超名演。あまり知られていない曲なのでよくぞとりあげてくれたと拍手したい。ロジャースの曲で、メロディが特徴的なのに、あまりほかの録音は知らないよね。題名も意味深、というかありきたり、かw 簡単な英語詞なので興味あれば訳してみてください。




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