2018年2月27日火曜日

ジャズマンガ「Blue Giant supreme」第36話


おいおいおいおい、きみたちあれだけリハしたのに、「アガッたからダメでした」って、何なの~?と思いました。大なんて「音楽以外の仕事はしない」とか言っていたのに、あれじゃダメでしょ。初めて聴かせるオリジナル曲でいきなりダメだとはなあ。

ていうか、そもそもブルーノっていいピアニストじゃないでしょ。あいつがダメ。なぜ彼を使っているのかわからん。ピアノレスにした方がいいんじゃないか?

それにしてもドイツの人ってジャズをわかってるねえ。1曲目で帰るとは。おいらだったら「1曲目は緊張しているだろうから」と思って、しばらく聴いているけどね。コルトレーンのヴィレヴァンだって、最初の「Chasin' the Trane」はつまらないけど後の方のバージョンはすばらしいじゃないですか。あと採点するとかさ、何様だよと言いたい。



とまあ、大たちにも客にもムカついた話でした。


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2018年2月25日日曜日

それは違う

ジャズのライブには、ほとんど客が入らない。アマチュアのライブなら、なおさら。それでも、レギュラーで月イチでライブをしているアマチュアバンドはたくさんある。みんな頑張っている。

知人のベーシストBくんのところに、(年齢だけはベテランなみの)ベーシストH氏から電話がきた。
「○月○日あいていたら、オレのトラでライブやってもらえる?」
フロントは別として、リズム隊がいなければライブにならないので、ベーシストやドラマーは横のつながりをもってお互いピンチのときにお願いし合ったりするものだ。H氏から連絡がきたのは初めてだったが、Bくんは引き受けた。これは助け合いである。自分もどうしても都合がつかないときには誰かに代役をお願いしたことがあった。

後日、H氏からまた電話があった。何かと思っていたら、
「先日のライブでギャラもらったでしょ?あれ紹介料としてオレに半分バックしてね」

Bくんは耳を疑った。こういうことは逆に「トラやってくれてありがとう」というのが普通だ。それなのに、自分が都合わるくて出られなかったのに、「仕事を紹介してやった」という言い方をされるとは。

Bくんはあきれたので、このできごとをほうぼうで話して、広めましたとさ。



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2018年2月23日金曜日

ジャズを聴け!

昔あった、知人Aの話。

知人のベーシストAくんのバンドに新しいドラマーが入った。Gさんという。Aくんよりも年齢が上で人間性もわるくないんだけど、これまでやってきた音楽がどうもジャズじゃないらしい。バラードやっても力強くフィル入れていつの間にか8ビートにするし、ジャズの叩き方が全然できない。技術だけはある、という人だった。

Aくんはバンドリーダーが何か言ってくれるかと期待していたが、リーダーはそのあたり無頓着で、自分が気持ちよくピアノを弾ければあとはどうでもいいという感じ。で、Aくんがいろいろ話していたら、どうやらGさんはほとんどジャズを聴いたことがなく、「オレの技術ならどんな音楽でもできる」という考えでやっていることがわかった。たまにいる、こういう人。
 おそるおそるAくんが「たくさん名盤とか聴いたほうがいいですよ」と言ったら、不機嫌になってしまった。

あるとき、ライブにボーカル(当然女)をゲストで呼ぶことになった。それなりの美人で、メンバー全員嬉々としていたが、Aくんはふと思いついて、そのボーカルに頼んでGさんに言ってもらった。
「私、ジャズのドラム大好きなんです。フィリー・ジョーとかシェリー・マンとか、ああいう風に叩ける人ってかっこいいですよね」

後日Gさんが、「ねえAくん、お薦めのジャズレコードある?フィリー・ジョーが参加しているやつとか」ときいてきたそうだ。



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2018年2月16日金曜日

映画「80日間世界一周」






1956年の映画だけあって丁寧にしっかりとつくられている。傑作だ。監督(マイケル・アンダーソン)は有名ではないが優れたセンスをもっているとおもう。
スペインでのフラメンコの場面ではフラメンコギターの右手をじっくりと長く見せてくれて、さらにそこからフラメンコダンス~タップダンスと続く。こういった、物語と直接関係ない展開は退屈になるものだが、それを感じさせないところが素晴らしい。
日本のシーンでは、あたりまえだが少々違和感があるものの当時のアメリカから考えるとかなりまともだとおもう。でてくる人物がみんなゲイシャ、サムライになってもおかしくない頃に作られた映画なのにね~。

音楽はヴィクター・ヤング。映画のタイトル曲もかなり有名だけど、ジャズとしては「星影のステラ」や「マイ・フーリッシュ・ハート」の作曲者として知られているね。いろんなところでチラッと有名人がでてくる映画なんだけど、アメリカの安酒場でピアノ弾いているのがフランク・シナトラなのだ。見れば誰でも気づくけどね。





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