2015年2月28日土曜日

チック・コリアの「マッド・ハッター」



 
CHICK COREA “THE MAD HATTER”

まさにフュージョンど真ん中のころの作品。ジャケットから曲までひとつのテーマに基づいている。音楽としてはそれほど悪くないのだけどあまり楽しめないのはなぜだろうか。名曲「HUMPTY DUMPTY」が収録されているということ以外では特筆するところはないかな。この曲、チックのアコースティック・バンドでの演奏のほうが有名だけど初演はこっち。名演です。この曲のほかにも最後の曲なんかハービーとの共演で期待させるものの名人二人そろっているのにイマイチ。曲が悪いのか?残念。

弦のアレンジがヘタなところがチックはジャズ屋だなと再認識する。
いいかわるいかは別にして、この頃のチックはとにかくアイデアがあふれ出ていたと思う。何かとハービーと比べられるけど、この頃の二人の音楽を比べると演奏だけでなくアルバム作り、曲作りにおいてまったく別のタイプだとわかるね。




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