2017年2月15日水曜日

NIELS PEDERSEN & SAM JONES”DOUBLE BASS”



Double Bass
NIELS PEDERSEN & SAM JONES”DOUBLE BASS”

ベース二人とギター、ドラム、ときどきパーカッションという編成で、全曲ベースがフロントをやるというよほどのベースファンじゃなければ聴くに堪えないと思わせるアルバムだが、ごくごく普通のジャズとして楽しめる。
ペデルセンも後期のようなひたすら高速音符連打ではなくこの頃はよく歌っている。もう少し控えめでもいいけど。通にファンが多いサム・ジョーンズは80年代のような電気っぽいものではなくズシンと重い、ペデルセンとは対照的な音色。鈍重ではないしジャズっぽいフレーズがバシバシでてくる。ギターとドラムの見せ場はほとんどない。最後にヴィラ・ロボスの曲をやっているがこれがすごくよい。


ペデルセンは70年代にゲッツのバックでも弾いていたが、彼にキャノンボールのバックはできない。でも、サム・ジョーンズはオスピのアルバムにも参加しているし(てか、レギュラーだった)ケニー・ドリューのバックでも演奏できる。ペデルセンは大好きだが、サム・ジョーンズというベテランのすごさを改めて思う。あ、一応誤解しているひとがいるかもしれないから言っておくと、サム・ジョーンズってかなりテクニックありますよ。


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