2013年12月24日火曜日

ロンカーター 2



たしか2000年1月、ロン・カーターがインタビューでこんなことを言っていた。

「別にマイルスのバンドに参加しなくても私は今の地位になっていただろう」

おもわず飲んでいたコーヒーを吹いてしまった。勘弁してよ。

最近、ロンの初リーダー作を聴いた。

Where  

いままで存在を知らなかったんだけど、なんと61年にリーダー作を発表していることに驚いた。やはり評価が高いプレイヤーだったのかな。

聴いてみた感想は、前衛的な要素もあり悪くない。とがったサウンドだ。

しかし笑っちゃうくらい音程がわるい。さらに、よせばいいのにチェロも弾いている。
ロンのことを「音程が悪い」評する文章をよく見かけるけど(というより一言だけで彼を紹介するとそれできまりだよね)、このアルバムがダントツだとおもう。
ドルフィー参加は自分の欠点をかくすためのようにも思える。
とりあえずは時代の空気を感じるアルバムです。


↓よろしければ投票してください!
   
音楽(ジャズ) ブログランキングへ