2014年2月9日日曜日

「ジャズ・インプロビゼーションの教科書 その理論的な背景と実践的なエクササイズ」という本



 ジャズ・インプロビゼーションの教科書


おいらは、知っているような内容でも見方によって新しい発見があったりとかするので、音楽関係の本をよく買っている。今回の本についてはいいとかわるいとかの評価はしないで事実だけをかいてみよう。

よくあるフレーズ例などはこの本には一切ない。それを期待するひとは買わないほうがいいよ。
紹介文や目次を読むとスケールが自在に使えるようなエクササイズが書かれているようにみえるけど、かなり演奏者側にゆだねられている。つまり、フレーズの作り方を親切に教えるようなものではなくカラオケCDにあわせてひたすら弾いていればそのうち何かつかめるだろうというものに感じられる。
いろんなコード進行によるエクササイズについても同様で、例えば「偶数小節からはじまるⅡ-Ⅴ」といういままでの本にはなかった項目があるのだけど、そこでのコツや注意点などはなくてコード譜とカラオケがひたすらあるだけだ。
コピーはしょせんコピーでしかなく、本当の自分のアドリブをしなければならないという趣旨なのかもしれない。初心者向けではないと断っている。

内容についての評価はしないけど、あいかわらずこの手のリットーの本は譜面が小さくて開いてもすぐ閉じるつくりで本当に練習をしたいというひとにとって使いづらいなとおもった。


↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキングへ