2014年2月20日木曜日

邦題のすばらしさ



ここ最近、いやけっこう昔からか、ハリウッド映画の日本公開時のタイトルは、原題をカタカナにしただけというのが多い。とんでもない手抜きだ。

とかいって、例示したいのに最近の映画タイトルがでてこなくて申し訳ないんだけどね、「インデペンデンス・デイ」とか「ミッション・インポッシブル」とか、あまりにもひどい日本タイトルだと思わない?別に「独立記念日」「スパイ大作戦」にしろとはいわないけどさ、まったく魅力が伝わらない、最低の仕事だと思う。
「原題を尊重してる」って?だったらカタカナやめればいいじゃん。アルファベットで書くべきでしょ。

昔の映画は「卒業」「駅馬車」「街の灯」「ティファニーで朝食を」「めまい」まだたくさんあるけど、かっこよくて映画の雰囲気が伝わってくる邦題が多い。カタカナなんてしょせん日本語なんだから、それをもって原題を尊重したことにはならないよ。

そりゃね、「カサブランカ」まで強引に邦訳しろとはいわないよ。固有名詞だからね。でも魅力的な邦題は重要でしょ。繰り返すけど、こういうのは、おいらは仕事としてまったく不十分だと思う。

ジャズのスタンダードに付けられる邦題にも、かっこいいのが多い。「枯葉」「2人でお茶を」「いつか王子様が」「酒とバラの日々」「恋に恋して」「A列車でいこう」「もしも私が鐘ならば」・・・どうだろうか。

ちなみに「帰ってくれたらうれしいわ」「時の過ぎ行くまま」「いつもさよならを」は典型的な誤訳例なので、ご注意を。

おかしなこだわりをもって、カタカナ英語を尊重する人が多いけどさ、そんなのじゃ魅力は伝わらないし、そんなに原題を尊重するならカタカナでなく英語のまま表記してほしい。邦題を記載してわきに小さく原題を書くのもいいね。

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