2014年6月30日月曜日

イエーイ、のってるか~い(死語)



ラテンバンドのライブに、トラでいったことがある。ギターなんか不要だと思うんだけどね、ソロイストということで声がかかった。ティト・プエンテのアルバムにもギタリストが参加しているのがあるしね。

さて会場についてみると、やけに広いダンスホールみたいなところ。丸いテーブルがいくつか置いてあって、談笑しながら脇で生演奏、という趣向らしい。
控え室でバンドの人たちと話しているうちに開演時間になった。ステージにいってみると・・・

だだっぴろい会場に、客は2人だけ。バンドのほうが人数が多いという、悪夢のパターンだ。その不等号だけならまだしも、会場が広すぎる分、寒々とした感じはでかいよ。

1曲目、テキーラが始まった。そう、ラテンのノリノリな曲だ。
いきなりベーシストが頭の上で手拍子を始めた。ラテンバンドのライブでよくある、観客に拍手を促すあれだ。熱帯ジャズ楽団のライブでもおなじみ。

客がたった2人、だっだぴろい寒々とした空間、おまけにまだ1曲目で、温まってもいないだろ~おいらは恥ずかしくなった。客のほうもこの状態で「さあ、みんな、ノっていこうよ!」という感じで手拍子をふられても困るだろう。実際照れくさそうにして、「手拍子には気付いていません」というふりをしていた(と思う)。

このような、客にノリを強制するのは、やめたほうがいいね。こういう手拍子はライブのお約束なのだろうが、客の状態をみてやるかやらないか判断してほしい。前例どおりとか、ナントカの一つ覚えみたいなのはダメだなと思った。

紅白歌合戦では、ここ数年浜崎あゆみが最初に歌っている。確か毎回「会場のミナサーン、盛り上がってマスカー!?」というんだけど、まだ1曲目、始まったばかりでしょ、これからですよ、と思うんだよね。おいらの悲しき経験を思い出したよ。



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