2014年6月15日日曜日

「すごいジャズにはワケがある」その2

先日紹介した本「すごいジャズにはワケがある」、かなりおもしろいです。著者のフィリップ氏は、ウィントン・マルサリスに対して少しきつい。紹介文も「ジャズの伝統の正統後継者と名乗っているがクラシックもやる」とか「うまいけど自分の声がない」とか。そうか、ここにもウィントン嫌いがいたか。


フィリップ氏に対談相手の岡田氏が「ウィントンが若いころに至上の愛をエルヴィンのバンドでやった」というエピソードを話して、「ものすごいテンションの演奏だとおもうのですが」と感想を述べる。それに対して「コルトレーンをまねるなんて不可能です!社会状況も法律も音楽も、なにもかもが当時とは変わっているのに同じことをす るなんて、できるはずもないし、何の意味もない。敬意に欠けている。 IT'S DISRESPECTABLE! I HATE IT! もちろんマルサリスはものすごくうまい。でも彼が見つけたどんなハーモニーがあるんですか?と聞きたいですね」と切り捨てている。

すごい、日本人のジャズファンより強烈だ・・・


ちなみに、本の中にこんな会話もある。

 岡田氏「アメリカではジャズの人気はどうなんですか?アメリカ人ほど聴かないといいますが」
 

フィリップ氏「オペラと同じくらい人気があるよ!」

岡田氏「???」

フィリップ氏「オペラと同じくらい人気がないってことさw」




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