2017年3月28日火曜日

CHICK COREA ELEKTRIC BAND “EYE OF THE BEHOLDER”



CHICK COREA ELEKTRIC BAND “EYE OF THE BEHOLDER”


はいはいそうですよ、チックが続いています、それも電気バンドw

チック・コリア・エレクトリック・バンドの3作目。飽きっぽいチックが同じバンドで3枚アルバムを作ったことも驚きだが、このあたりから嗜好の変化があらわれはじめる。内容的には下降路線のはじまり。電気サウンドに刺激がなくなったのかアコースティックに新たな魅力を感じたのかアコースティック・ピアノを多用している。アコースティック・ピアノは電気サウンドのなかでも映えるしむしろ効果的だというのは本作の5年も前にハービーがフューチャー・ショックで示していたわけだが、いまさらとはいえ見事にそれが成功しているアルバムだ。チック・コリア・アコースティック・バンドを立ち上げる頃の録音なのでエレクトリック・バンド名義でもピアノ使用率がかなり高い。

うそかほんとかこじつけか知らんけどもともと「エレクトリック・バンドというのは別に電気サウンドのバンドという意味ではなく音楽性がどーたらこーたら」とインタビューで答えていたチックだから別に公約違反ではない。先にもいったけどここからどんどんつまらなくなっていく。どういうつまらなさかというと「踊れなく」なってきたのだ。踊らんけど。まあ、楽曲はどんどんキャッチーではなくなっていくよね。あと、チックファンというより電気好きの人も世の中にはいるわけで、「だまされた感」はあるのかもしれない。おいらは電気もアコも大好きだけど、電気を期待して買って肩透かしというところもあった。



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