2017年3月19日日曜日

映画「ペーパー・ムーン」







映画のタイトル通り、冒頭に”IT’S ONLY A PAPER MOON”が流れるが、ハロルド・アレンが音楽担当というわけではない。劇中でラジオから流れる音楽はドーシー・ブラザーズ、ポール・ホワイトマン楽団、ホーギー・カーマイケル楽団、ビング・クロスビーなどでありジャズ要素皆無というわけではないがジャズ度が高い映画ではない。

しかしまさに名作・傑作という映画であり、シンプルでどうってことないストーリーなのに、観終わってからなんともいえない爽快な余韻が残る。白黒作品ということもあって(73年制作なのであえての白黒)すべての場面がそのままポストカードになるかのような素朴な日常といった雰囲気だ。幸せな気分になれる映画。子役のテータム・オニールは最年少(10歳)でのアカデミー主演女優賞受賞。




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