2017年3月8日水曜日

20/20


20/20

スパイロの、もう何度も似たようなこと言っていて信用がないかもしれないけど、いよいよこれがスムース路線前のラストの作品。いや、正確にはこの次に時間稼ぎのようなライブアルバムが来るが。

1曲目「The Unwritten Letter」はおなじみマイナーサンバ路線。ちょっと曲作りが丁寧じゃないけど、このメンバーで集まれば簡単にこのクオリティになってしまう。
タイトルチューンの「20/20」は、タイトルとなるには押しが足りないし、曲想も20作目を記念するようなものではない。どうしてこの曲が・・・と思う。悪くはないんだけど。
4曲目と6曲目は直前のアルバムの路線ながら、前半は80年代のいわば「全盛期」のような曲想。特に5曲目など、いかにもスパイロの曲っぽくて、どうしてこれがオリジナルじゃないのかと思う出来栄えだ。ジェイムス・テイラーの初演はやっぱりフォークソングなんだけどね。

後半、ボーカルでなくコーラスを入れた曲が2つも続き、新路線かと思いきや、ジョエルの駄曲のあとにトム・シューマン節が久しぶりに炸裂する、いかにも彼らしい駄曲wで幕を下ろす。この、どこかで聴いたことある感はなんなのだろう。

 繰り返すけど、このあとライブアルバムを挟んで、いよいよウインダムヒルに移籍するのだ。



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