2016年3月11日金曜日

「超驚愕の発掘音源!1968年、ビル・エヴァンス幻のスタジオ音源」




まだ発売されていないので当然聴いてないアルバムについてのおいらの意見。だから「レコード評論」ではない。聴いてないのでまちがっていることを書いているかもしれないけど、ふとおもったこと、ということで・・・。

ブログのタイトルはタワーレコードの宣伝文句を流用した。モントルー出演後にエディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットとのトリオで実はスタジオ録音していたものが発掘されたそうだ。49日発売。未発表だったのにCDだけでなくLPまででるあたりに関係者の衝撃の大きさが伝わる。

モントルーはグラミー賞を受賞したことで知られる名盤といわれているが「最優秀ソロイスト」で受賞したそうだね。つまりトリオを評価されたのではなくビル個人を評価されたわけで。あのトリオが悪いとはいわないけど60年代末のエヴァンスはベースのソロになると伴奏をやめてしまうことがほとんどで、しかも当時のベーシスト、エディ・ゴメスはまだまだ技巧に走りすぎていて(というかそれだけ)、ピアノがまた戻ってくるまでをただただ待つだけの時間という、音楽的には成熟しておらず苦痛を伴うものだったというのがおいらの考え。

スタジオでの未発表しかも2枚分ということは大きなことだけど、正直言って69年のエヴァンス・トリオでは少し躊躇する。さらにひっかかるのがアルバムのタイトル”SOME OTHER TIME”なんだよなあ。タワレコの紹介文でも、ヴァンガードでやったとか美しいとか書かれているけど、いい曲ではあるけどヴァンガードのなかでは重要度がかなり下位になってしまう目玉とはいえない曲というのがエヴァンスのファンの認識ではないだろうか。そうなるとこれをタイトルとするアルバム全体としても内容は推して知るべしというか・・・。



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