2017年12月29日金曜日

アーヴィング・バーリン

チャップリンの自伝に、アーヴィング・バーリンが大恐慌で大損をした話が書いてある。

先日、クリスマスのリアルブックにホワイトクリスマスが掲載されていなかった、という話をしました。この曲、ご存知のとおりアーヴィング・バーリンの曲ね。

以前、ボーカリスト御用達の赤本青本にも、(少なくとも昔は)バーリンの曲が一切掲載されていなかったという話をしたことがある。

バーリンの曲は、権利関係で収録できなかったのだろう。スタンダード本で、ホワイトクリスマスとかチーク・トゥ・チークがないというのは確かに痛い。

とはいえ、バーリンの曲は、実はコード進行がつまらなくて、インストでやる分には敬遠してしまう。転調らしい転調もないし、延々と循環コードだったり、楽しくないのだ。メロディは美しいのだけど。これは有名曲に限らず、ミュージカルのサントラとかを聴いていてもわかる。ポーターやロジャースのミュージカルサントラとは明らかに違う。

バーリンは、メロディだけ書いて、ハーモニーは弟子(ビジネスパートナー?)がつけていたということだから、コードがつまらなくなるのは必然。バーリンの曲はボーカル向けなんだなあと思う。アステアが歌っているアルバムとかはすごくいい。




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