2014年5月13日火曜日

ジャズマンガ「ブルージャイアント」その7と周囲をよく聴くことについて

最新号のブルージャイアント、主人公がテクニックがありながらもひとりで突っ走ってバンドと一体になっていないというシーンがあったね。師匠が「よく聴け」といっていた。さあ次回はどうなるのでしょうか、楽しみです。

実際、まわりを聴かずに演奏するプレイヤーは多いです。結局走るリズムセクションってのはまだまだ周りを聴くのが足りないのだと思う。

やたらと体を動かす、オーバーアクションのベーシストってのがどこにもいると思うんだけど、そういう人は体を動かすのに集中して周りを聴かないから、たいてい走る。おいらの経験上、直立不動みたいな感じで演奏するベーシストのほうが走らないことが多いといえる。ロン、良かったな。

周りをきかないとバンドと一体にならなくてスイングしない、ということのほかに、曲を盛り上げられないという難点もある。バンドがバックでだんだん煽ってきているのにいつまでも淡淡とプレイするフロントの人がいるけど、あれもその1つだ。

逆にこういう人もいたな。ピアニストのKさん、ジャムセッションでホストをしていたとき、ボーカルの女性が「このあたりで盛り上げるようにしてください」と頼んだら「あんたを聴いてそれに合わせるんだから、自分でバックが盛り上がるように歌えよ!」 と怒っていた。やめてよ~お客さんが来なくなるでしょ~今のジャムはバトルでなく客商売なんだからさ・・・

話は違うかもしれないけど、ロックの人と共演すると、前奏がレコードどおりでないと入れないといわれるし、エンディングもレコードどおりでないと終われないといわれることがある。
前奏のほうは何と言っていいかわからないけど、エンディングについては「ほらほら~なんとなく終わるよ~はい、リタルダントしましたよ~」って感じにするんだけどわからないのかなあ。ゆっくりにしても強引にレコードのエンディングでまとめようとする人もいるんだよね。 


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