2015年12月1日火曜日

また「題名」



なんとなく毎週恒例となった「題名のない音楽会」について。
まず、おいらはクラシックも好きだし大変すばらしい音楽だとおもっていることをいっておきます。もう、ジャズの話にならないから考えたいんだけど、どうも言わずにいられない。

前週までは1%くらいはジャズ的要素があるかなという感じだったけど今週は100%クラシックでしたね。若手のピアニストとサックス奏者を迎えてトーク&演奏があったんだけど、司会者(というかほとんど司会などしていない)も若いのでなんとなく違和感を覚えた。いままでの音楽番組では中堅かベテランが司会していたしね。わるいといっているわけではない。やっと「なぜこのひとがいるの?」とおもっていた音楽評論家が同席しているかがわかった。バランスとるためなんだな。

それにしても五嶋さんの眉間のシワはなんとかならんのか。メセニーやパティトゥッチが困った表情するのとは次元がちがう。五嶋さんの場合は、ほがらかで技術的にも簡単な30秒ほどの曲でもゴルゴばりのシワの寄せ方をする。不自然すぎる。
不自然といえば今回ゲストだったピアノのひとも弾き方が不自然。ときどきニヤッと笑うところは不気味ともいえた。こういうのはクラシック特有だとおもう。
あと、乱暴なことをいわせてもらうと、おいらがジャズ寄りだから言うんだけど、他人の曲を譜面通りに(解釈とかはあるんだろうけど)弾いているのにまるで自分がつくったかのように弾いているようにみえる。みえるだけかもしれんが。難曲を弾き切った後にみんなが「超かっこいい!」といっていたが、かっこいいのは曲だぞ。しかも難しいだけであって大して名曲ではないような・・・スミマセン、これは主観の問題か。素人目にも難しいのはわかって前述した不気味さが気にならなくなるくらいであったw 

まあ、これらのことはどうでもいい。一番違和感があったのはサックスのことをみんな「サクソフォン」「サクソフォン奏者」などと連呼していたことだ。それが正式名称、ハイ、わかります。サックスというのは制作者の名前ね。わかっちゃいるんだが、育ちのちがいというかなんというかお上品なお金持ちをみているような隔世感を感じた。じっさいお金持ちなんでしょうけど。あえていうなら「サクソフォン」という言葉をわざわざ選択して、さりげなく庶民ではないアピールをしているというか。

音楽的な意見をいうと、クラシックのサックスの音色ってジャズのとは全然ちがうでしょ。あえていわせてもらうとクラリネットでいいんじゃね?とおもった。ほとんどかわらん。クラシックのサックスの音色をきくと楽器を鳴らせているとはおもえない。鼻がつまったような音だ。ジャズのサックス初心者は、けっこうああいう音色をだすんだよね。クラシック系の某有名サクソフォン奏者の演奏を聴いたとき、「うまいけど音色がダメ」と思ったことがある。それこそあちらから見ればサブトーンはダメなアンブシュアゆえ、倍音は雑音であり混じらない方がいい、ということなんだろうな。


すみません、文句ばかり言ってるけど、なんだかんだいって毎週楽しみに見てるんだよ~


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