2014年7月27日日曜日

パット・メセニー・グループ「KIN(←→)」



「WE LIVE HERE」を最後に、パット・メセニー・グループ(PMG)はどうもつまらなくなってしまった。感性についていけないといわれてもしょうがない。「WE LIVE~」はお仕着せのキャッチーさもあって、それまでのグラミー受賞作などに比べるとすごーく人工的でもあり、リアルタイムに聴いていたおいらは「もういいや」と思っていた。そのあとが「カルテット」でしょ。おいらに引導を渡してくれるのかと思ったものだ。

その後の「イマジナリー・デイ」も無理矢理なキャッチーさで、カルテットで離れたファンを引き止めようとしているかに思えたものだ。それもあって、PMGからはしばらく距離を置いていた。

Kin

久しぶりに聴いたPMGのアルバム「KIN」。いつの間にかライルがいなくなっていたのにはびっくり。すみません。
内容は、これまでの「無理矢理キャッチー」というのを捨てて、かなり硬派なサウンドになっていると思う。ジャズファン以外の層を取り込もうなんて少しも考えていないかのようだw パット自体はいい意味でいつものパットであり、それだけでも聴いてよかったと思える。

ただ、何をやってるのかわからないところがちょっと多いかもね。いや、「わかる」「わからない」なんて言うけどえらそうなことを言っているのでなく、アクセントがよくわからなくて変拍子なのか曲のどのあたりを演奏しているのかわからない、アタマがどこかわからない、という低いレベルの話です。





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