2016年6月16日木曜日

Os gatos

オス・ガトス

ドゥルバウ・フェヘイラ、デオダート、ベベートやアインホルンが参加したスーパーグループ、といっても、ブラジル音楽に詳しくない人にはデオダートくらいしかわからないかもしれない。


簡単にいうとジャズボサです。ただし、当時ブラジルでは珍しかったインストもの。数曲ボーカルも入っているけど。
とにかく聴きどころは、フェヘイラの作曲とデオダートの編曲。デオダートの作曲も入っているけどね。

ボサノヴァのいくつかのアルバムで聴ける「雨」の本人バージョンもいい。個人的にはトライアングルの音がぴったりのジョビンのアルバム(ジョビンのアレンジでも演奏でもない、あれね)や3拍子にアレンジしたバーデン・パウエルのバージョン、それとオルガンのロングトーンが熱帯雨林らしさを表現しきっているワンデルレイのバージョンもお薦め。

「エスタモス・アイー」は、フェヘイラのオリジナル。この曲を持ち歌にしているレニー・アンドラーヂのバージョンはまったく好きではなかったけど、こちらの本人オリジナルは同じ曲かと疑いたくなるほどすばらしい。こんなにいい曲だったのか。

あとデオダートの「生きる理由」 はもともと名曲だけどアレンジというか絶妙な崩し方が最高。文句なし。この曲、楽譜を見るとわかるんだけど、テンションから音を拾って下がっているだけで、ある意味アイデアによる曲なんだけど(イパネマもそれに似ているね)、こんな名曲になるのはやはりデオダートゆえ。おいらでは同じアイデアでもこんな名曲にはできないと思う。

インストだからジャズかというと、そうともいえない。ソロはほとんどないし。でもボーカルばかりの本国ボサノヴァの中で実はこんな名盤があったのかと思うほどの名盤です。

ちなみに2曲目「新しい太陽」はびっくりする。ポルトガル語の歌入りなんだけど、空耳的に冒頭「あた~らし~い」と日本語に聴こえるのだ。グループサウンズ的な曲だしびっくりしたわ。
 




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