2016年6月23日木曜日

曲名が信用できない



ジャズを聴きはじめて半年くらいのころ、ビル・エヴァンスの”ALL OF YOU”に遭遇した。あのラファロ=モチアンのやつね。いまでこそあの仕組みを知っているんだけど(人に教えてもらったが)、当時はどうしても隅から隅まですべて”ALL OF YOU”に聞こえなかった。そして例によって、「これが”ALL OF YOU”に聞こえないのは自分がまだ聴きこみが足りない未熟者だからだ」などと考えて必死に何度も聴いた。そして、200回くらいまで聴いて「曲名の表記ミスだろう」という結論を当時のおいらは出したのだった。

似たようなことはみなさんあるのではないだろうか。上の話とはちょっと違うけど、おいらはほかにも、エヴァンスの「Alone」にCD追加で入っている”All the things you are ”、まああれはエヴァンスのベスト、同曲のベストだと思うくらい好きなんだけど、あの冒頭からアドリブフレーズで始まる、あれをテーマメロディと勘違いしていて、そのあといろんな同曲を聴いて「なぜ違うんだろう」と思っていた。ホント初期のころ、まだ枯葉もよく知らない頃ですよ。


ちなみにゲッツのライブ海賊盤では、”Ornithology”と記載してフツーに”How high the moon”だったり、”Cherokee”と記載してフツーに”Paeker51”だったりと、だまされているかどうか微妙なものも多い。




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