2014年4月1日火曜日

音を出さないということ いつかの続き


音を出さない、間(ま)で演奏するといえばアーマッド・ジャマルが有名・・・らしい。マイルスも絶賛していたそうだけど、実際に聴いてみたら、さほど間を大切にするピアニストには思えなかったなあ。ほかの録音は違うのだろうか。

ある知人ピアニストが、「間を意識するため、フレーズを弾くたびに息を止めている」といっていたけど、そんな必要はないでしょ~。ただ止めているだけなのとホーンのように吹いているのでは持続時間も違うし。

後期ビル・エバンスの演奏を聴いていると、割と休まずに延々と弾きつづけている。しかしそれはエバンスだからばっちりできているのであり、素人が休符なしでソロを演奏しつづけるのはやはりダラダラするだけだ。

先述した「ハウ・トゥ・インプロヴァイズ」には、「ちょっと長すぎないか?と思うくらい休んで、ちょうどいいくらいだ」と書いてあった(ような記憶がある)。実際そうだと思う。一度ライブやリハでそのようにプレイして録音し、聴いてみるとよい。間をとるようにするとそれだけでソロが多彩になる。

ブラバンあがりのトランペッターで、たまに、頭から4小節くらい吹いて、また頭から吹いて、というようにすごください演奏をする人がいるけど、こういうのは休むことを意識するだけでずいぶん変わってくる。


なんて、えらそうに断言してしまいました。


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