2014年4月29日火曜日

ロン・カーター 11



ロン・カーターの代名詞といえば、ずれた音程とはったり的なグリッサンド(スライド、ポルタメント)だろう。

後者のほうはアンプを使うようになってからだと思われがちなんだけど、実はBNのころからやっているのだ。

ところでこのアルバム。

Concierto 
説明不要の有名盤だよね。ロン参加。

タイトル曲で音程がずれてるのはいまさら言及するまでもないが、1曲目のYOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO、冒頭いきなり例の調子でベースがグリッサンドする。さすがであるw ロンでなきゃできない。
みんなが素晴らしいソロをとる。いよいよロンの番だ。いい感じでやってるがとちゅうでよくわからなくなるのはおいらだけじゃないだろう。リズム的にかわったことをしようとして逆に自分がはまってしまったというよくあるパターンにきこえる。
アマチュアのバンドならここで修復不可能に陥るのだけどさすがに一流メンバーたち、難なく戻る。ロン、救われたな。

ジム・ホールつながりでこれ

Alone Together 
これも超有名。
もう、ロン・カーターっぷりが全開ですよ~
バッキングとの区別がつかないソロ(?)、ハッタリフレーズしか弾いてないのににソロ終了時に出てくる客席からの拍手、なんの工夫もなく鈍重に弾くリフ、などなど。

ここまでボロクソにいってしまったけどね、ここでのセント・トーマスのリハモによる単純化は素晴らしい。おそらくジム・ホールではなくロンの考えだとおもう。ぜひ聴いてみてください。
 



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