2014年3月20日木曜日

ウェス・モンゴメリーによるバラードの名演



どこかに「史上最高のバラードはエンブレイサブル・ユーだ」と書いてあったが、そうかあ?パーカーの演奏は秀逸だけどさ、原曲自体がそれほど優れているとは思えない。それにあの出だしはじつはほかの曲の引用だし。

ともかくも、ジャズでは優れたミュージシャンを通じてとんでもない名演を生み出すことがある。バラードでおいらがとにかくお勧めなのが、やはりウェス。ハーフノートのライブを聴いてほしい。Vol.2のほうね。

ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.2 
ここでのミスティは最高だ。ミスティのベストはこれだと思う。反論は一切うけつけません。

それから、有名どころではこれだな。アルバム「Full House」から。

フル・ハウス(+3)
 
2曲目の「あの娘の顔に慣れてきた」。ピアノを休ませてギタートリオで演奏している。非常に短い演奏だけど、ウェスの美意識がよく伝わる。

バカにできないのが、A&M以降のウェスだ。純ジャズオンリーの人はポップスの曲をとりあげたA&M作品を嫌いかもしれないけど、もしかしたらウェスの調子が一番いいのはこの時代かもしれない。
ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド(Down Here On The Ground)

Georgia on my mind」がすばらしい。A&M時代を食わず嫌いの人は、ぜひ聴いてほしいものです。

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