2014年3月24日月曜日

サラ・ヴォーンの「At Mr.Kelly's」



いたるところでボーカルの文句をいっているので、おいらがジャズ・ボーカルを嫌いだと思う人もいるかもしれないけど、嫌いではないですよ。
この、サラ・ヴォーンのライブ盤は非常にすばらしい。

サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ・コンプリート・セッションズ+11 

 いやな表現ではかもしれないけど、小粋でおしゃれなジャズ・ボーカルを求めるならお薦めだ。サラはいわゆる御三家といわれるだけあって、とにかく歌がうまい。爪の垢を煎じて飲ませたいやつが何人かいるわ。おっとまたやっちゃったなw

日本語ライナーに、ジャズ・ボーカルは「盛り上げるライブ」というよりは「じっくり聴かせるライブ」であるものだと書いてある。まさにこのアルバムはじっくり聴かせる内容だ。

その対極ともいえる、ボーカルによる盛り上げるライブの代表作はこれだね↓エラの「ベルリン」。これまた、最高にすばらしいアルバムだ。大傑作。インストのソロがまったくないのが、これまたすごいw

マック・ザ・ナイフ~エラ・イン・ベルリン
 
さっきの「ケリーズ」で、サラはエラへのリスペクトとして、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」を歌っている。エラのフレーズでスキャットしているのがおもしろい。上記「ベルリン」にエラによる歌唱が入っているので、できればあわせて聴いてもらいたい。

↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキングへ