2017年1月21日土曜日

"New Blood "Blood, Sweat & Tears

New Blood



BS&Tsといえば、ブラスロックの代表的なバンド(といってもあとはシカゴしか知らないが・・・)。ランディ・ブレッカーが結成時に誘われたものの悩んで断って、ルー・ソロフを紹介したという話も有名。


ちなみにブラスロックという言葉から、ブレッカーブラザーズのようなキレッキレのホーンセクションを予想するとまったく肩透かしを食らうので。ホーンのリフ自体はそんなにかっこよくない。フュージョンサイドから見るとあまりおもしろくないのは否めない。


さらに、初期のアルバムは、ブラスロックといってもイマイチホーンセクションの参加が足りないような印象だったけど、「4」あたりからホーンの量が多くなったと思う。ただし、楽曲はどのアルバムもたる~いテンポ。この時代のロックってそういうの多いよね。曲単位では時代の臭いがプンプンしていていいんだけど、アルバムで聴くとどれもこれも同じみたいな。誤解を恐れずに言えば、「クリムゾンキングの宮殿」のB面とか、ドアーズとか。

まあ、おいらはタワー・オブ・パワーとかブレッカーブラザーズのようなホーンセクションが大大大好きなので、ホーンセクションだけ聴いていても楽しめるからBS&Tは嫌いじゃないんだけどね。

さて、なぜここでBS&Tsなのかというと、このアルバムには「Maiden Voyage」が入っているのだ。ギターによるスキャットユニゾン(ベンソン先生とかスラム・スチュアートみたいな、あれ)のソロが続く。しかし、なんとソロはギターだけ。おいおい、ルー・ソロフのソロを期待していたのに何やってんだよ!と突っ込みたくなるテイクである。



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