2017年1月28日土曜日

ふと思ったこと



最近おいらもアルバム紹介で似たようなことを言ったけど、デヴィッド・サンボーンのプレイスタイルを単純だとかジャズじゃないとかいう記述をときどき見かける。確かに純ジャズでないことは確かだ。

しかし、いいんだよべつにといいたい。本人が何度も自分の音楽はジャズじゃないとかジャズはできないとかいってるんだからさ。本人は「自分は音楽理論に自信がない」とも発言している。
ギルとかがジャズのフィールドでサンボーンを呼ぶのは彼のスタイルでやってほしいからであって、彼にバップとかを期待しているわけではないのだ。それなのに勝ち誇ったようにパーカーは難解(そうとはおもわないけど)で複雑で偉大、サンボーンは単純であり人気だけはあるけど音楽知らん、プレイヤーとしてダメ、みたいに書いてあるのを読むと、そもそもの考え方が間違っていてむしろ書いている本人が一番ジャズを知らないのだなと感じるのだ。単に「こういうのは嫌い」というのならいいんだけどさ。

じゃあ何がジャズなのだろうか。ハービーはどこまでジャズなのか。電気使っちゃいけないのか。以前言ったように、おいらにとってのジャズの定義は「ジャズっぽい」こと。矛盾じみた言い方、禅問答みたいな定義だけど、最終的にはこの定義に落ち着く。聴いている本人がジャズだと思ったらそれはジャズだ。だからハービーのライト・ミー・アップはジャズだと言っても反対しない(むしろ同意するw)。





↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキングへ