2016年12月22日木曜日

Fast Forward

ファスト・フォワード(Fast Forward)


なぜかこのアルバムは「Spyro Gyra featuring Jay Beckenstein」名義なんですね。テナーをメインに使っているのが驚かれたという話だけど、スパイロを聴いたことある人は、ジェイのアルトとテナーは似通っていてあまり区別がつかない、サウンド的に大した差はないということはわかっているから、本当にそんなに話題になったのか疑問だ。

このアルバムはだんだんつまらなくなっていくスパイロの片鱗を見せている。つまらなくなる予兆がある。この頃にはまだなかった言葉だけど、スムースジャズの雰囲気が少しずつ出ているのだ。ただ、夜のコンテンポラリージャズという点ではかなりの完成度だと思う。キャッチ―さが中途半端な曲だらけのわりには。。トランペットがゲストで参加しているので、それもいい雰囲気づくりに一役買っている。

とにかく、この前のアルバムみたいにキャッチ―なサウンドを期待すると、ちょっとこける。どれもこれもつかみはいいけどイマイチ完成されていない曲みたいで。



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