2016年7月28日木曜日

WYNTON KELLY “IT’S ALL RIGHT!”



WYNTON KELLY “IT’S ALL RIGHT!”

ジャズファン初期のころもっていたオムニバスに、このアルバムの曲が2曲収録されていた。タイトル曲の”IT’S ALL RIGHT””ON THE TRAIL”(山道を行く)だ。どちらも大好きだが「ウィントン・ケリーの2曲」としか認識していなくて、曲と曲名が一致していなかった。まあ漠然と、ゆったりしているほうが「山道を行く」だろうなとおもっていた。それらしい曲想だからね。山道なのにテンポが速い曲ってことはないだろうと。
漱石の草枕の冒頭にも似合うじゃないかなどと思っていたが後年このケリーのアルバムを買って逆だったことに気付いた。ジャズは曲名と曲想が一致しないからねえ。



で、このアルバムなんだけど、とてつもなくいいアルバムだね。まさに山道を行く、というノリはオリジナルの交響曲を超えている(当然、ジャズファン目線で、という前提)。
不思議なことに、オリジナルアルバムはフェイドアウトなのに、上述のオムニバスではしっかりとしたエンディングまで収録されていた。その逆ならわかるけど、どうしてこうなったんだろう。ケリーマニアには重要情報か。


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