2016年7月25日月曜日

電気マイルスの思い出



ジャズ未経験者はどうだかわからないけど、4ビートのジャズを長いこと聴いていたひとでエレクトリック・マイルスをはじめて聴いたときに高評価をした人間はどうも信じられない。本当か?と疑ったよ。

おいらが初めて聴いたエレクトリック・マイルスは「ビッチェズ・ブリュー」だけど、とにかくつまらなかったね。悪いとはおもわなかったけど当然いいともおもわなかった。ジャズのコード進行とスイング感に慣れていたので、ワンコードみたいな感じで土着的リズム(えーと、ロックリズムでしたっけ?)で延々と大きな変化もなくきれいなテーマメロディもないやたら長い曲がレコード2枚もあるというのは苦痛だった。ジャケットもわけわからんし。わからんだけでなく怖かったよ。

その後いろいろな人と知り合いになったけど、エレクトリック・マイルスが好きだというひとがけっこういて、最初の頃は相手がうそついているとおもっていたw それがなぜかわからないけど今ではおいらもけっこう好きなんだよね。「イン・ア・サイレント・ウェイ」なんか最高にすばらしい。ピータ・バラカン氏が「聴きはじめたらやめられなくなる」といっているがその通りだとおもう。「オン・ザ・コーナー」のA面とか「パンゲア」のA面も最高。どっちもB面はダメだね。




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