2016年7月9日土曜日

偉大な作曲家


ジャズにおける偉大な作曲家というと誰の名前があがるだろうか。

パーカーは多作ではあっても作曲家かといわれると言葉に詰まるし、さほどいい曲を書いたともいえない。ショーターは超個性的な作風ではあるが、作曲家という言葉はしっくりこない。作曲家、という言葉がしっくりくる人を探してみた。

名曲を1つ2つ書いたからといって、偉大な作曲家とは呼べない。ブルーボサだけでドーハムを殿堂入りさせるわけにはいかない。ウェス師匠はどれも名曲なんだけど、どうもコンセプトが違うから除外。ミスターウォーカーとか大好きだけどね。

ま、当然エリントンの名前があがるわね。じゃあコンボの方ではどうか。
やっぱりミンガスはかなり偉大な作曲家と言わざるを得ない。 フォーバスとかハイチ人とか、とにかくすばらしい。それがジャズ演奏をしても純粋に曲だけ見てもすごいのだからすごい←日本語になっていないw

ミンガスほどのインパクトはないかもしれないが、ドン・プーレンも偉大な作曲家だろう。それからほぼ自作自演しかないからピンとこないかもしれないけど、ビル・エヴァンスもすばらしい作曲家だ。



と、ここまでで、大事な人を忘れていると思った人いますよね。
そう、ハービーとチックだ。ハービーはジャズ作曲にモード手法を用いたイノベーターの1人だし、ファンクなどを取り入れて(よくもわるくも)ジャズに新風を起こした。それからチック。超ポップな曲やメカニカルな曲など両極端な作風の幅で、これもジャズ界に「こんなのもありか」と思わせた偉大な人である。

ところが、パット・メセニーに対しては偉大な作曲家という言葉が似合わない気がする。なぜだろう。あんなに名曲を量産しているのに。


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