2015年9月23日水曜日

自分の音楽に陶酔することってあるの?



パット・メセニー・グループが全盛期のころ、「なんでギターで高い音だしてるだけなのに苦しそうな顔するんだ。押えて弾くだけなら低いほうと同じだろう」という意見をときどききいた。
たしかにそうなのだけどね、パットは別に苦しいのではなく自分の演奏に陶酔しているのですよ。それが観客を意識したパフォーマンスか本当にそうなのかはわからないけど、このテのミュージシャンはたいていギタリストだね。あとベース。初期のパティトゥッチとか。

しかしパットの表情で文句をいうくらいだと、マイルスと一緒にやっていたころのキースなんかとても見られないぞ。管楽器系はあまり陶酔演出はみられないね。いや、いる。いるぞ。サックスなんて陶酔の極地だな。ボントロの陶酔ってのは想像もつかないがw

ボーカルではときどき見かけるね。スタンダードではなくポップス系を歌っているとき。先日みた見たライブではゲストででてきたボーカルの女性がコルコヴァード(英語だからQUIET NIGHTというべきか)歌いながら苦しそうな表情して白目むいてよだれ垂らしそうな勢いだったんだけど、まさかあの曲でこれはありえんなあとおもった。まちがいなく「陶酔のふり」なんだけど使いどころをまちがっている。曲を選ばないと。引いたわ~




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