2015年9月14日月曜日

バンド語


バブルのころに業界語としてひっくり返すのがはやった。いま聴くと痛々しい。
「ザギンかギロッポンでナオンと」とか。

バンドマンとしてはバブル以前からこういう言い方をしていた。楽器も「ムードラ」「スーベ」「ターギ」「ヤノピ」「パーツラ」とか。
おいらは全盛期の大家ではないから「シーメ」とか「ヒーコ」とか言わないけど、周囲がそんな人だらけだとやはりある程度は言葉がうつる。まったく関係ない場でいうとけっこう恥ずかしい。
「この人、いまだにバブル?」みたいでw

さて、このバンド語は、一説では自分の奥さん(チャンカー)の前で仲間とギャラの話をするときにうまくごまかすためにできた、ということだったが、小松亮太の本には違う説が書かれていた。こういう内容↓

昭和30年代、日本でタンゴが大ブームのころ、ダンスホールではタンゴバンドとジャズバンドが交互に演奏していた。タンゴのバンドのメンバーがこういう話し方をしていたので、ジャズマンが真似をした。

なぜタンゴのミュージシャンがこういう話し方をしていたかというと、アルゼンチンのミュージシャンがそうだったから。もともとラテンアメリカは言葉遊びがさかんな国だ。


ということなんだそうです。知らなかったなあ。







↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキングへ