2015年9月19日土曜日

ウイントン・マルサリス



前にもかいたがウイントンの音楽はつまらない。なぜだろうか。村上春樹氏のエッセイ「ウイントン・マルサリスの音楽はなぜつまらないのか」でもその理由は書かれていない。

フレディ・ハバードのかわりにV.S.O.P.のメンバーとツアーをしたときに「おれの演奏はみんなと違う」といって落ち込んだというから、本人もつまらないことを自覚していたのだろう。彼のニューオリンズ回帰は「逃げ」のようにも感じる。

ウイントンのことをいうわけではないけど、今のジャズと古い時代(ビバップ、ハードバップの頃)では全然ちがうし新しいジャズはつまらないという人も多い。好みについては個人の問題だからどうこういうつもりはないけど、簡単なことでも難しく説明(証明)したりなんでもかんでもスケールにあてはめようとする傾向がそう思わせるひとつの原因だとおもう。パーカーのひとつのフレーズだけとりあげてビバップ・スケールなどといっても他のパーカーのフレーズはあてはまらない。パーカーはアドリブにおけるスケールという概念をそんなに意識していなかったとおもう。でもそれだと論理的に体系づけられないから、ジャズを学ぶ側のために誰かが強引に理論的なスケールをつくったのだろう。

ウイントンほどの技術を持ったものでも「つまらん」と一蹴されるのがジャズだ。クラシックやってる場合じゃないぞ(もうやってない?)。それにしても当時のスイング・ジャーナルはクラシックなのにウイントンのレコードだというだけで新譜で紹介していたもんねえ。さらにジャズより高尚だとおもってるのか知らんが毎回高評価。


あ。今思ったんだけど、ウィントンの音楽をどうのこうのっていうのは、オジサンなんだよね。若い人は物心ついたころからウィントンがいたからなぜ彼だけを目の敵にするのかわからんだろう。




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