2015年6月1日月曜日

ECMというレーベル

ジャズのレーベルで一番個性をもっているのがBNとECMではないかな。他のレーベルもそれぞれ独自のカラーをもっているけど、この二つは突出していると感じる。

正直言って、パット・メセニー・グループはすばらしい誰にもマネできない音楽ではあるけど、ECMからリリースされたという事実があれだけの人気につながっ たのではないだろうか。他の大手メジャー・レーベルだったらただのフュージョンみたいに扱われてそっちの路線にいったんじゃないかな。だってさ、たとえば この違い↓
RETURN TO FOREVERの1st (ECM)

RETURN TO FOREVERの2nd (POLYDOR)

チックのことだからほうっておいてもコロコロかわったのかもしれないけど、1stであんなに幽玄、壮大、静寂なものすごいものを作ったのに、”LIGHT AS A FEATHER”では急にだらけてしまった。楽曲も演奏もたいへん優れているのは承知しているけど、全体の印象としてね。500マイルズもマーヴェルもゲッツのヴァージョンのほうがいいし、”SPAIN”なんかダサダサだよね。ジャズマンの名曲初演の宿命か。



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