2015年6月27日土曜日

オルガンについて



ほとんどのひとがそうだと思うんだけど、ジャズ初心者のころオルガンのジャズを敬遠してなかった?電気の音なのでアコースティック感がないし、やたらソウルだとかいうもんだから必要以上にアーシーな録音が多く洗練された感じがないし、同じ鍵盤ならオルガンよりピアノのほうがいいし、などという理由で。

何を隠そう、おいらは上記のような理由でジャズ聴きはじめて数年はオルガンなど見向きもしなかった。ときどきラジオで聴くジミー・スミスは良いと感じたけど、オルガン買うならもっと別の優先すべきアルバムがたくさんあると考えていた。オルガンの魅力に気づいたのはこれ。
ザ・チャンプ (紙ジャケット仕様)

これはもう、最高にすばらしいアルバムだと思う。これまでオルガンを敬遠していた自分が恥ずかしくなった。これはBNの「Vol.2」なんだけど、「Vol.1」はそんなに好きではないw


で、そのあとこれ↓買ったらすごくよくて、
ジミー・スミス・プレイズ・プリティ・ジャスト・フォー・ユー+1(紙ジャケット仕様)
このあたりから先入観を完全に捨てた。いやいや、別にオルガンのバラードだけが好きというわけではないけどね。

ところで、ジャズじゃないけどオルガンといえばキャメロン・カーペンターというひとをぜひとも見てほしい。「聴いてほしい」ではなく「見てほしい」。クラシック系なんだけどモヒカンに革ジャンといういでたちで特注のオルガン(鍵盤5段、足ペダル多数)で自らオルガン用に編曲した有名曲を軽々と弾きまくる。ショパンの「革命」や「子犬のワルツ」などは足だけでメロディを弾く!すごすぎて笑ってしまう。
片手で2段同時に鍵盤を押えるので足もあわせて同時に5種類の音色をだしたりもする。最近WOWWOWで放送したプライベート・コンサートをみたら、数年前にサントリー・ホールでみたときよりもさらに楽器が進化していて、テリー・ボジオの要塞を連想したw
あたえる印象は「必然、必要」と「ここまでは不要だろ」と対極だけど。




こんなオルガンね。


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