2015年6月3日水曜日

この本は「買い」か?



 

ここ数年に出版されたジャズ系の書籍でファンを一番悩ませたのがこの本ではないだろうか。ハービーとウェインの対談は読みたいがジャズ関係ではない人物もいるし、題名にはジャズとかいてあるけど仏法という言葉もありいったいどんな内容なんだろう、という疑問がわきあがってくる。

結論からいうと、ハービーやウェインを音楽だけでなく人間として好きな人なら読んだらいいのではないかとおもう。彼らが信仰する宗教の代表と話す態度は、彼らの音楽だけしか知らない者からみると意外なほど腰が低い。日本語訳だから実際はどういうニュアンスで言ったのかわからないけど、池田氏を「先生」と呼び敬っている姿は新鮮だ。
「先生がお忙しい中書いてくださった文章は宝物です」とかいって「ハービーさんへ」と書かれた写真が掲載されている。いくつも写真があり、ハービーとウェインが一般的には知られない場でも多くの演奏をしていることがわかる。

ということで繰り返しますが、人間として彼らを好きな人は読んでみるといいかも。別の言い方をすると音楽だけが好きな人は読まなくてよいね。




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