2014年9月3日水曜日

ジャヴァン「Luz」

MPBの天才のひとり、ジャヴァン。彼の、多分最高傑作がこれ。83年録音だったかな。

ルース 

おいらはジャヴァンのアルバムを10枚くらいしか持っていないので、もしかしたらもっといいのがあるのかもしれないけどね。

アメリカ録音で、大抵MPBのミュージシャンのアメリカ録音っていうと、まったく本人の音楽性をわかっていないやつらが最大公約数的につまらん没個性のアルバムをプロデュースするというのが相場だけど(古くはミルトン、イヴァンなどがそれにやられた)、このアルバムはプロデューサーも良かったのだろう(なんとロニーフォスター)、アメリカ的サウンドなのにジャヴァンのよさがばっちり出ている。

ジャヴァンといえば、クインシーが彼の作品をすべて聴いて「信じられない!」といったくらい、個性的ですばらしい作品を書く。

さて、なぜこのアルバムをわざわざブログでとりあげたのかというと、ジャズファンにもたまらないメンバーが参加してるからなのです。まず、全編にわたりホルヘ・ダルト(きた~!)、エイブラハム・ラボリエル、ハービー・メイソン、ちょこちょことロニー・フォスター、ジェリー・ヘイ!ソロイストとしてはスティービー・ワンダー、ヒューバート・ロウズ、アーニー・ワッツ。 どうですか。
え?「ジャズじゃなくてフュージョンだろ」ですって?いやいや、フュージョンもジャズですよ。

楽曲についてはハズレ率の高いミルトンと違い、どれもこれも名曲としかいいようがない。「Capim」はマントラとスタン・ゲッツも演奏していたね。

ということでこれはかなりお薦めのアルバム。もっとも4ビートでなければジャズでない、というひとにはそのかぎりではございません。




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