2014年9月9日火曜日

好きではないミュージシャン

人と話していると、自分があまり好きではないミュージシャンについて意見を求められるときがある。例えば、例えばだよ、あくまでも例えば、おいらがロン・カーターを好きではないとしよう、そのうえで「ロン・カーターについてどう思う?」ときかれるとか。


ある本に書いてあったことだけど、ミュージシャンはこういう場合「きいたことがないからわからない」というのが正解らしい。「あんなの嫌い」「俺は認めないぜ」などと正直に話してケンカになるのもバカらしいしね。

超大物に対してそれはやばいでしょ~というときは、どうでもいい些細なことを褒めるというテクニックもある。マイルスのドキュメンタリーを見たとき、ハンコックやザビヌルだったかが、「非常に正確なピッチなんだ」とか「1音でテンポを提示できる」とか褒めていたのには違和感があったが、そういうことなのだろう。おいらはマイルスが大好きだから「なんだこのコメントは!」と思った。

さすがに、パーカーについて「聴いたことがない」という人がいたら、論外だよね。そんなこといえるのは(実際にいってるのは)リー・コニッツくらいだろう。もし本当に聴いたことがないのだとしたら、もっと論外。

余談だけど、キムタクは三船敏郎の演技を見たことがなかったそうで、マット・ディロンに「見るべきだ」といわれたそうだ。テレビを見ないおいらにはわからないけど、知人いわく「だからあんなに演技がヘタなんだよ!」とのこと。へえ、そうなのか。その知人は三船ファンだけどね。

某有名ギタリストはウェス師匠の演奏を聴いたことがないのかな・・・



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