2017年9月9日土曜日

STANLEY CLARKE “SCHOOL DAYS”



 
STANLEY CLARKE “SCHOOL DAYS”

スタンリー・クラークの超名盤。ジャケットも最高(と言って共感してくれる人はやはりフュージョンファン)。収録曲も動と静、陰と陽のバランスと配置が絶妙で一気に聴かせる。最後の曲が大作で大団円でしめくくるのは当時のスタンリーのお約束だ。タイトル曲でのだんだんと盛り上がっていく様は、もう勘弁してくれというくらいかっこいい。

音色が派手なせいかベースが全面にでている印象を受けるが、基本的に単にベースを弾いているだけというのではなく「ベース」という役割に徹しているほうが多い。リズムは黒人的だが音使いが黒人っぽくないのがスタンリーの特徴であり、それがいい形であらわれている。タイトル曲はこのあとライブでも必ず演奏するんだけど、この初演を超えたものはいまだに聴いたことがない。ジャコと同時代のトップベーシストのひとりであるのでよく比較されるよね。右手の弾き方がジャコとは全然ちがう。長い指を伸ばしてピッキングするので普通のツーフィンガーでも派手である。



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