2016年2月11日木曜日

「ショーロはこうして誕生した」




ブラジルではめずらしいインスト音楽であり即興もとりいれているショーロ。この本は1936年に当時のミュージシャンであった著者の口述筆記で出版されたものの再発。その時点で著者の40年にわたる音楽活動をふりかえっている(なんと序文が「セルタォンの月」の作詞者、ときくとブラジル音楽ファンなら興味がわくかと)。

多くのミュージシャンが登場するけど、時代が古いのでおいらが知っている有名なひとはほとんどでてこない。ヂーノもジャコーも18歳くらいの頃の本だから。しかしそこに当時のショーロの雰囲気が満載されている。

著者も仲間のミュージシャンたちも、ショーロミュージシャンだから当然専業ではない。「郵便配達の仕事で・・・」とか普通に書かれている。そして当時のショーロが鑑賞用ではなくダンス音楽だったことをよく伝えてくれる。見たことないけど当時のブラジルをなつかしく思い出させてくれるような本です。それにしてもなんと多くのショローンがいたことか。音楽とダンスが日々の生活に密着していたことが伝わってくる名著。



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