2016年1月18日月曜日

Inspiration & Power 14 Free Jazz Festival 1

Inspiration & Power 14 Free Jazz Festival 1



ジャケットからしてやばさが伝わってくるんですけどね、1973年のフリージャズフェスティバルを収録したものです。CD2枚組・・・

これはおいらが初めて「フリージャズ、おもしろいじゃん」と思ったアルバム。名前だけはきいていた沖至クインテットはおもしろいサウンドだし、ナウ・ミュージック・アンサンブルは「フリージャズは秩序を壊すだけではなく、とにかく自由なのだ」ということを教えてくれた。

ディスク2は佐藤允彦の演奏から始まる。なんか音量小さいなあとか思ってボリューム大きくして聴いていたら、その次に高柳昌行のドギツイ演奏(といっていいのか)がドカーンと登場する。初めて聴いたときはマジで気分が悪くなったw あまりにすごいサウンドなのでテープ逆回しとかいろんな効果を付けてるのかなあと思っていたら、終わると同時に拍手の音が。そういやライブ盤だった。しかし、これがライブかあ?これ、収録されているのは10分間くらいだけど、実際のライブはこの調子で1時間続いたらしい・・・

山下洋輔トリオははっきりいってすごく楽しめる。フリー嫌いの人にはつまらないと思う。おいらもオリジナルアルバムの方では何度も聴いていたのにつまらないと思っていた。それがこっちのCDで聴いたら、すごくおもしろいと感じるのだ。すごい。もっともアルバム全編こんなだと飽きるのかもしれない。

全8曲のうち、申し訳ないけど佐藤允彦の2曲がもっともつまらない、というくらい内容が濃い。「ちょっとフリーでも聴いてみようかな」という人にはお薦め。

しかしさあ、このアルバム売れてるのか疑問だったんだけど、おいらが知ってる2003年のCDのほかに、なんと2010年にも再発されてるんだよ。誰が買うんだあ?




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