2015年4月15日水曜日

エリントンの音楽 追伸

しかしさあ、エリントンの楽曲は、オリジナル録音と他のミュージシャンによるコンボ録音となぜああも違うのかな。いや、もっと正確にいうと、市販の楽譜におけるエリントン曲はオリジナル録音と全然違うのに、そもそもどうしてああいう楽譜ができたのだろう。

最たるものが「スイングしなけりゃ意味がない」だ。オリジナル録音は、あの女性3声のやつでしょ?それがどうしてコンボ演奏みたいなあのメロディになるんだろう。ほかのヴァージョンもあるとしか思えないが、おいらはまたまた恥ずかしながら上述女性コーラスヴァージョンしか知らない。

「Mood Indigo」もはっきり聴こえるメロディと楽譜のメロディが違う。はっきり聴こえるメロディにかすかにかぶって聴こえるメロディが楽譜のメロディだが、素直に聴けばあれはハモリだと思う。

ホッジスのショーケースである「 I go it bad」も全然違うでしょ。そんなのがけっこうある。

ついでにいうと、「In a sentimental mood」は父親を亡くした悲しみの中書いたということだが、演奏は飄々としていておどけた感じだ。あえてそういうことをしたんだろう、と言われても「じゃあ最初から悲しいメロディ書かなきゃいいじゃん」とも思ってしまう。

などなど、エリントンの音楽には謎が多い。




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