2015年2月12日木曜日

スタン・ゲッツ「Live in Paris」



こういうアルバムがある。ゲッツの「パリ」というと、ほかにも2つほどあるけど。


このアルバム、おもしろいよ~
「フランスに旅行に行くと、英語で話しかけても無視されるけど、へたくそでもフランス語で話しかけると快く答えてくれる」と言われている。それがよくわかるアルバム。

ゲッツは最初たどたどしくフランス語でMCをする。拍手も起こる(1曲目は「オ・グランヂ・アモール」なのに「ウン・グランド・アモール」になっている。なぜか英語とポルトガル語が混ざっている)。フランス語のMCはへたくそでもちゃんと受け入れられている。

ところが最初から少ししかフランス語を覚えてこなかったのか面倒になったのか、だんだんMCが減っていって、4曲目ではついに英語で「アーヴィング・バーリンのブルースカイズをやります」としゃべる。しかし客は、たった一人が拍手するだけ。ほかは無反応w

それがこたえたのか、その後はゲッツはMCなしでライブを進める、という内容なのだ。いや、多分さ、編集の段階で英語のMCをカットしただけかもしれないけどさ、そう思って聴くとおもしろい。

ちなみにラスト前の「I wanted to say」、聴いてるとイマイチな曲だけど、実際に演奏してみるとすごくおもしろい曲。プレイヤー向けの曲だ。ゲッツはここのほかに、4年後くらいにスタジオでも録音している。



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