2015年2月24日火曜日

いばるなジャズミュージシャン

これも以前言ったかなあ。

おいらもジャズ・ミュージシャンですけどね。ジャズ・ミュージシャンはジャズ以外のポピュラー音楽をなめている傾向がある。絶対にとは言わないけど、そういう人をけっこう見てきた。

ポピュラー音楽は「らしさ」が大事だ。ロックですら楽譜をなぞるだけではだめなわけで、その音楽をしっかり聴いて「らしさ」を身につけなければならない。しかしジャズ・ミュージシャンは他のポピュラー音楽をなめているので「ジャズができるんだから、ほかもできる」と思い込む人が多い。少なくともおいらの周りにはそういう人がいた。できると思い込んでできない、というだけならまだいい、結局最後までその音楽を理解しないまま「チョロかったぜ」という人がいる。いや、確かにジャズは他のポピュラー音楽より難しい部分がありますよ、でもそれと音楽のそれぞれの特徴はまったく別の話でしょ。

たとえば、こういう人がいる(というか、「いた」)
・ピチカートしかできないくせにタンゴの演奏に参加して気付かないベーシスト
・いらんのにブルーグラスに飛び入りするドラマー
・ブルーノート連発すれば純ブルースになると思っているギタリスト
・ポップスでもジャズでもない中途半端なボーカリスト
・明らかにフレーズが浮いているのにロックの間奏でいい気になっているサックス
・一番多いのが、純ボサやりたいのにおかしなアクセントのジャズ・ボサしか知らないリズムセクション
・それとこれも多いね。サンバというとリオのカーニバルみたいなものしか知らないので、派手に叩けばいいと思っているドラマーやラテン専門パーカッショニスト。ホマンチコなんですけど・・・

とかね。どんな音楽でもチョロいと思ってはならない。

同様に、クラシックの人で、技術だけはトップレベルなもんだからどんなポピュラー音楽でもチョロいと思っている人もいる(以前言いました)。まったくその音楽を聴いていないから「どんな複雑な楽譜でも弾けるし~」とか思っていてもそもそも楽譜どおりにやらなかったり楽譜なんかなかったり。やはりその音楽の「らしさ」を知らなければ、ミスをしなくてもできたことにはならない。

と、えらそうにいいましたけど、おいらも過去に失敗したことがあるんですよ。




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