2015年2月4日水曜日

その曲にきこえない



大胆なアレンジや過度な崩しによって原曲がわからない演奏ってありますよね。いわれなきゃ気づかない、いわれても信じられずに何度もライナーの曲番号とプレイヤーの表示を確認するような。たとえばこれ↓
 
BILL EVANS TRIO “SUNDAY AT THE VILLAGE VANGUARD”

はい、もうおわかりですよね。ここでの”ALL OF YOU”です。何度聴いても原曲の断片すらない。ちなみにおいらは初めて聴いた”ALL OF YOU”がこのテイクだったのでずっとこういう曲だと思っていた。代理コードにしてメロディ無視するとこうなるんだけど(当然後で知った)ここまでしたら別の曲といってもいいくらいだよね。あえてそうしないところがエヴァンスのかっこいいところなんだけど。

これみたいにまったく変えているわけではないけど、コードはほぼそのままながらテーマを一切演奏しないというパターンあるよね。例えばこれ↓
 
JACO PASTORIUS “INVITATION”

ジャコとトゥーツ・シールマンスの”SOPHISTICATED LADY”がメロディの断片はでてくるんだけど全体的にわかりづらい。いわれるとわかるレベル。これはこれでわるくないけどね。
あと、まあ有名曲だからわかるっちゃあわかるけどちゃんとやってよ、といわれるものもある。わかるとおもうのであえてどの曲かは言いませんが。

 


前者は高く評価されている。おいらは嫌いではない。でも後者はふざけるなという内容。それがアルバムに2テイクも入っているw





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