2014年12月31日水曜日

どうせおいらはノリがわるい

青二才の頃、お世話になったサックスのAさん。ホントにダメなときによく鍛えてもらった。

バラードのバッキングで、おいらがシンコペーションしてコードを鳴らしたときがあった。するとAさん、
「そこ、普通に4分音符で刻むだけでしょ。どうしてそんなことができないのかねえ・・・」
機嫌がわるかったのかわからないが、変にノリを作るよりフツーにスクエアに演奏したほうがよかったらしい。あまりにもガチガチになるからあえて変えたつもりだったが、あまりにも青二才の頃だったし、おそらくおいらの演奏はシンコペーションというより単にふわふわして安定していなかったのだろう。

おいらがクビになってだいぶ経ってから、Aさんのバンドに若い女性ギタリストが入っていた。フォークかロック専門らしく、全部の弦を押さえてかき鳴らすという、明らかにジャズでない演奏。それも4分音符とおりに4回弾く。4ビートになじみがないためどうしていいかわからないっぽい。だが、Aさんは不満も言わず使っているようだった。

Aさん、不満を言わないのは、4分音符で演奏するからでなく、女だからですか?

と思いましたよ。



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