2017年8月15日火曜日

書籍「おもしろジャズ事典」



書籍「おもしろジャズ事典」
 

小川隆夫氏によるジャズの雑学集。2000年に発売した「知ってるようで知らないジャズおもしろ雑学辞典」を加筆修正したものだ。ひとつひとつがそれほど長くないので気軽に読める。焼きなおしたわりには本のタイトルはインパクトがなく、似たようなタイトルがいくつもありそうな印象。何も考えないでつけたかのうようである。ところが内容はというと、小川氏だからこその経験談とかもありすごくおもしろい。

ところで文章はまったく問題ないのだけど、ところどころにでてくるイラストがかなり微妙。筆致が荒いというか、かなりデフォルメされていて似ていないのとか。イラストの下にミュージシャン名が書いてあると「うーん・・・」と首をかしげてしまう。モンクのようにシルエットだけでそれとわかる場合もあるけど、ブレイキーなんかラリった変なおっさんにしか見えないし、絵柄みても誰かわからないのに誤植のせいでみんな下に「アート・ブレイキー」と書いてあったりw、「ウィンストン・マルサインス」と書いてある判別不可能なイラストがあったりする(文章ではその名前はでてこないがおそらくウィントンのことなのだろう。繰り返すがイラストからはウイントンを想像できない)。

最後に小川氏へのインタビューが収録されているが、もしかしたらこれが一番おもしろいかもしれない。



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